今、ハワイアンの聖地であるマウナケアに、巨大な天体観測所が出来る工事がはじまろうとしている。

そして、それを阻止するべく、フラの師・ケクヒ先生をはじめ、ハワイの長老やハワイ文化にかかわる人たち、たくさんのハワイアンやハワイを愛する人、自然を愛する人、地球を愛する人たちが、山を守るために、山にこもっている。

しかもその建設には、なんと日本の巨額な税金が投入されて、作られることになっているそうで・・・

目的は、ブラックホールの解明、それから地球外生命体との交信・・・

確かに宇宙に目を向ける事で色んな事を知れたと思うけど、
人間はもっと、自分らの住処である　”地球”　を大事にしなきゃ。

自然を壊すの、そろそろやめないと。

そんな大きな建物を、地球のピコ（おへそ）の島の山の上に作ったら、水が変わるし、風が変わる。

気候がかわるし、海が変わる。

海がかわれば、当然、陸もかわり、つまり地球が変わっちゃう。

師であるKumu Kekuhi Kealiʻikanakaoleより
日本の皆さんへ

Kumu Kekuhi のもとで共に学ぶUlu Ka ʻŌhiʻa ohana 我喜屋 共子さんが訳してくださった記事をシェアさせていただきます。

「私たちのご先祖様であるマウナケアから
　みなさんのご先祖様富士山へ

　私たちのご先祖様マウナロアから
　皆さんのご先祖様阿蘇山へ

　私たちは呼びかけています。

　どうか

　もしあなたがフラに携わっている方であるなら

　あなたが山に愛着があるなら

　あなたが寺院や神社に行って
　あなたのエレメント（神々）の祝福のもと
　ご加護をお祈りするなら

　もしあなたがフラの方なら・・・

　これがフラなんです。
　これがフラというものなのです。

　フラとは環境の舞です。

　フラはミストから生まれました。

　フラは山から生ま

　フラは風から生まれ

　フラは山々の頂から生まれ

　フラは火山から生まれました

　私たちが
　私たちの火山、山々を害するなら
　私たちにフラはありません。

　フラはもはや消失してしまいます。

　愛する皆さん
　どうか私たちのために祈って下さい」

ーーー

ハワイアンにとって
もっとも神聖な場所のひとつ
マウナケアの山頂付近には
現在、世界１１カ国
１３の天文台が建てられています。
日本のスバル天文台は、そのひとつです。

そして、今、地上１８階建て、地下２階に相当する
巨大天文台TMT(Thirty Meters Telescope) が
建てられようとしています。

現在もこのTMT建設に伴い地元ハワイでは
大勢の住民たちが必死にマウナケアを守る
「クー・キアイ・マウナ」運動を続けています。

"Ku Kia'i Mauna"